Today's Warm-Upは、私が思いついた練習アイデアをシェアするための企画です。
難易度は比較的高いものが多くなっています。私自身のレベルを上げるために取り組んでいる練習だからです。目的は、「コーディネーションの向上」や「リズムの解像度を上げる」といった言葉そのものではなく、演奏能力を高めることです。短時間で取り組めて、覚えるのが難しくならないアイデアにしています。
うまくいかないときは、フォーカスが偏っている、イメージできていない、余計に緊張しているなど、「できない状態で取り組んでしまっている」ことが多いと考えています。ウォームアップそのものが大事なのではなく、取り組みを通して自分を観察しています。
このページは、動画の一覧です。解説記事のある動画は、記事へのリンクを置いています。新しい動画は、このページの上に追加していきます。
このウォームアップの考え方
ここで扱うポリリズムや奇数連符は、アレクサンダー・テクニークをもとにした、私の独自メソッドから成り立っています。
楽譜でリズムの構造を分析することも、学習のひとつです。ただ、私が大切だと考えているのは、
リズムをリズムとして捉える力
を身につけることです。
分析で構造がわかっても、それだけでは演奏につながりにくいと考えています。そこで、動画のような練習を通して、リズムそのものを聞き取り、演奏の中で扱えるようにしていきます。
アレクサンダー・テクニークの観点からの取り組み方は、オスティナートを習得するには?の記事で詳しく書いています。
解説記事のある動画
#009:RRRKの16分オスティナート + 左手で16分と3連を切り替え
右手と右足で RRRK を16分でキープしたまま、左手だけを1小節ごとに16分と3連で切り替えます。
#008:7連の3つ区切り → 3拍7連 → 4連パラディドル
7連符を3音ずつ区切ると、3拍7連(7:3)が現れます。区切りの間の入れ子の3連を4連に切り替え、パラディドルを重ねます。
#007:サンバキックを保ったまま行うメトリックモジュレーション
足はサンバキックを保ち、手が2小節ごとに 3/16(シャッフル)、2拍3連、2拍5連へと切り替わります。
ジャズ・コンピング:2拍3連・4拍5連・4拍7連
ジャズのスイングを保ったまま、スネアのコンピングを2小節ごとに切り替えます。
#05:5連・7連・6連と入れ子の3連のソロ
アドリブのドラムソロです。サブディビジョンチェンジの基礎練習が、こうした演奏につながります。
変拍子のドラムソロ:3/4 + 5/8 + 7/16
HYPERTICKに3つの拍子を1小節ずつ組み、その上で叩いたソロです。
動画のみ(既存の記事で解説しているもの)
#04:右手7連・左手5連・足3連を同時に叩く
取り組み方は、オスティナートを習得するには?の記事で解説しています。
16分オスティナートを保ち、キックで3連・5連を切り替える
こちらも、オスティナートを習得するには?の記事で解説しています。
ジャズ・コンピング:2分音符3連と、4つ1組の4分音符3連
ジャズ・コンピングのウォームアップの記事で解説しています。
6連・7連と入れ子の連符
入れ子の連符の仕組みは、入れ子連符(Nested Tuplets)の記事で解説しています。
奏法編:Moeller・Push-Pull・Gladstone
見た目は似ていても、使いどころが違う3つのハンドテクニックです。まずはゆっくり、今の自分にどの奏法が必要かを確かめてみてください。
21/16拍子のドラムソロ
21/16拍子は、7/16を3回で1周します。最初はカウントが難しくても、3つの大きなかたまりで感じると、グルーヴが前に進みます。
関連するウォームアップの記事
- オスティナートを習得するには?:「保つ」のではなく、聞こえる自分になる
- ジャズ・コンピングのウォームアップ:スイングの上に4拍3連・2拍3連を重ねる
- サブディビジョンの真髄:拍の細分化とは、すでにあるビートに気づくこと
- メトリックモジュレーション:ポリリズムでテンポと拍子を変調させる
書籍でも触れています
こうしたリズムの話は、書籍『アレクサンダー・テクニーク+ドラム』でも触れています。
