ジャズのスイングを演奏しながら、スネアのコンピングだけを別の連符に切り替えていく。そんなウォームアップを紹介します。
Today's Warm-Upとは
Today's Warm-Upは、私が思いついた練習アイデアをシェアするための企画です。
難易度は、比較的高いものが多くなっています。私自身のレベルを上げるために取り組んでいる練習だからです。
目的は、「コーディネーションの向上」や「リズムの解像度を上げる」といった言葉そのものではなく、演奏能力を高めることです。短時間で取り組めるアイデアなので、覚えるのが難しくなるような内容にはしていません。
このウォームアップの内容
動画で行っているのは、次のことです。
- ジャズのスイングを保つ
- スネアでコンピングを入れる
- コンピングの連符を、2小節ごとに切り替える
切り替える連符は、次の3つです。
- 2拍3連(3:2)
- 4拍5連(5:4)
- 4拍7連(7:4)
ライドのスイングは変わらず、スネアのコンピングだけが、連符のたびに別の周期で進んでいきます。
4拍3連や2拍3連の四つグルーピングを扱った動画については、ジャズ・コンピングのウォームアップの記事で解説しています。
このウォームアップで見ていること
意識を偏らせないためのコツは、全ての音が聞こえていることだと考えています。
スイングのパルスも、スネアのコンピングも、それぞれが同時に聞こえている状態です。どちらか一方に意識が偏ると、もう一方が乱れてしまいます。
うまくいかないとき、私が見るのは次のような点です。
- フォーカスが偏っている
- イメージできていない
- 余計に緊張している
つまり、「できない状態で取り組んでしまっている」ということです。
このウォームアップそのものが大事なのではありません。取り組みを通して、自分を観察していると考えています。
聞こえる自分になる、という考え方は、オスティナートを習得するには?の記事でも書いています。
練習に使えるツール
それぞれの連符がどう重なるかを耳で確かめるには、Polyrhythm Playerが使えます。拍子の外にずれていくフレーズは、Polymetric Grooveでも確かめられます。
教材
ポリリズムは、COORDINATION FLOW でも体系的に扱っています。
ほかのウォームアップ
Today's Warm-Up の一覧から、ほかの動画も見られます。
こうしたリズムの話は、書籍『アレクサンダー・テクニーク+ドラム』でも触れています。

