ドラムを始めたばかりの方が、音楽の基本的なしくみを理解しながら実際に演奏できるようになることを目指します。
この記事に取り組むことで、次のような力が身につきます。
- 拍子・拍・小節といった基本的な音楽理論が理解できる
- 基礎的なドラム譜を読めるようになる
- 4分音符・8分音符のリズム感が身につく
- シンプルなリズムパターンとフィルインに挑戦できる
声に出してカウントを取りながら取り組みましょう。慣れてきたらメトロノームや練習トラック、好きな曲に合わせてやれば、今日からあなたはドラマーです。
Step 1:拍と2拍子・小節
音楽には「ノリ」があります。曲を聴きながら自然と手拍子したくなる、あの感覚です。この「ノリ」のひとつひとつを『拍』といいます。
拍が2つで1セットになったものが『2拍子』です。この1セットのまとまりを『小節』といいます。
「1・2・1・2…」とカウントしながら、その数字に合わせてドラムを叩いてみましょう。
Step 2:1拍目はバスドラム、2拍目はスネアドラムを打つ
1拍目にバスドラム、2拍目にスネアドラムを打ちます。たったこれだけで、もうリズムパターンです。

Step 3:2つの楽器を同時に打つ
次は、2つの楽器を同時に打ってみましょう。右手でライドシンバルと右足でバスドラムの組み合わせ、または右手でライドシンバルと左手でスネアドラムの組み合わせで、同時に音が鳴るように練習しましょう。

Step 4:2つの楽器を異なるタイミングで打つ
ここから少しレベルアップです。右手でライドシンバルを4分音符で打ち続けながら、1拍目にバスドラムのみ、または2拍目にスネアドラムのみを組み合わせて演奏してみましょう。
焦らなくて大丈夫です。カウントを取りながらタイミングを理解していきましょう。

Step 5:リズムパターンの完成
いよいよ実践です。1拍目にバスドラム、2拍目にスネアドラムのパターンに、右手のライドシンバルを加えます。
このリズムパターンはロック・ポップス・ジャズなど幅広いジャンルで共通しているものです。しっかり慣れていきましょう。

Step 6:4拍子について
ポピュラー音楽の基本は4拍子です。先ほどの2拍子が2セットで一つのまとまりになります。「1・2・3・4」とカウントを取りながら、先ほどのリズムパターンを練習しましょう。
慣れてきたら、ライドシンバルの代わりに右手でハイハットを演奏してみましょう。スティックが交差するようになり、少し感覚が複雑になるかもしれませんが、焦らず取り組んでいきましょう。

Step 7:クラッシュシンバルを加える
リズムパターンを習得したら、次は実践でよく使われるアプローチです。1拍目にクラッシュシンバルを加えます。3つのステップで進めましょう。
- 右手でハイハットを4分音符でキープしながら、1拍目にクラッシュシンバルとバスドラムを同時に打ちましょう。ロックドラミングではこの同時打ちが基本です
- 次にスネアドラムを加えます。3・4拍目は何も打たず、1拍目のクラッシュ+バスドラムと2拍目のスネアドラムを意識しながら演奏しましょう
- 慣れてきたらStep 6のリズムパターンにクラッシュシンバルを加えて演奏しましょう

Step 8:小節の感覚を身につける
ここまでは1小節ごとに同じことを繰り返してきましたが、次は2小節、そして4小節の感覚を身につけていきます。
ポピュラー音楽は4小節や8小節ごとにまとまりがあります。そのまとまりの感覚を身につけることで、表現がさらに広がります。「1、2、3、4|2、2、3、4」と各小節の1拍目のカウントを進めることで小節数を数えられるようになります。クラッシュシンバルを1小節目だけ加えて、その感覚を身につけましょう。

Step 9:フィルインしよう
フィルイン(Fill in)とは、音楽的な余白にリズムパターン以外のフレーズを加えるテクニックです。音楽的な余白はメロディの終わりや、次の展開に行くとき、ブレイクやキメがあるときに生まれます。多くの場合、4小節目や8小節目でそれは起こります。
ドラマーの役目はリズムキープですが、この瞬間はドラマーの出番です。タムを使ったシンプルなフレーズでメロディックに演奏してみましょう。

Step 10:8分音符とは?
最後に、8分音符でフィルインしてみましょう。8分音符は1拍を2等分したリズムです。「1 and 2 and…」とカウントの間に「and」を加えることでイメージしやすくなります。
まずは今まで演奏してきた4分音符と切り替える練習をして、そのリズム感を掴んでからフィルインに取り入れてみましょう。

ここまでがドラム演奏の基本です。ここからさまざまなリズムパターン・フィルイン、そしてそれを自在に演奏するための基礎テクニックを身につけると、もっとドラム演奏を楽しめるようになっていきます。
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